【期待の新星】市田龍生都を徹底解説!父親・出身校・成績などご紹介!
競輪では毎年、新人選手が誕生しており、優秀な成績を残した期待の選手が度々話題となっています。
そんな中、今最も注目されている若手選手の一人が、今回ご紹介する市田龍生都選手。
2025年1月にデビューしたばかりですが、既に競輪界に新たな旋風を巻き起こす存在となっています。
そんな市田龍生都選手の競輪成績・学校・父親などを徹底解説!
競輪界のトップに上り詰めるであろう選手なので、必見です。
目次
市田龍生都ってどんな選手?
まずは、市田龍生都選手のプロフィールから見ていきましょう。
表記 | 市田 龍生都(いちだ りゅうと) |
---|---|
生年月日 | 2001年12月23日 |
年齢 | 23歳 |
出身地 | 福井県 |
身長 | 171.0cm |
体重 | 78.0kg |
血液型 | A型 |
期別 | 127期 |
ホームバンク | 福井競輪場 |
師匠 | 市田 佳寿浩 |
スポーツ歴 | 陸上競技、自転車競技 |
自転車競技歴 | 全日本大学対抗選手権自転車競技大会 1位(2022) 全日本自転車競技選手権大会 1位(2023, 2024) 全日本学生選手権トラック自転車競技大会 1位(2023) |
市田龍生都選手は福井県出身の競輪選手。
ホームバンクは脇本雄太選手と同じく福井競輪場となっています。
まだ、23歳という若さですが、既に自転車競技歴で多くの優勝を果たしていることから非常に優秀であることが分かるでしょう。
父親は元トップ競輪選手の市田佳寿浩!
市田龍生都さんの父親は、元競輪選手の市田佳寿浩氏。
通算451勝の成績を持ち、福井支部所属選手として初のGIタイトルホルダーという輝かしい実績の持ち主です。
そのため、市田龍生都選手は競輪界のサラブレッドとしても、話題を集めています。
ただ知名度だけでなく、実力においても父の才能を受け継いでおり、親子揃って実力に長けていると言えるでしょう。
高校生の時に自転車競技に出会う
市田龍生都選手は、子供の頃から自転車競技に携わっていた訳ではありません。
小学校・中学校では水泳と陸上競技に勤しんでおり、自転車とは無縁でした。
しかし、自転車強豪校である福井県立科学技術高等学校に進学したことがキッカケで本格的に自転車競技を始めることに。
高校在学中には、インターハイ制覇や大会新記録の樹立など自転車の才能をめきめきと開花し、自転車競技トラック種目日本代表候補に選ばれました。
高校の3年間という短い期間の間で、圧倒的な成長を成し遂げた市田龍生都選手。
この時点で、競輪選手としての頭角を現し始めていました。
大学では数々の自転車競技大会で優勝!
高校卒業後の進路にについて、市田龍生都選手は父親と将来の相談をします。
その際に父親から以下のように諭されました。
市田佳寿浩(父)という選手を見てきたぶん、『覚悟』がないなら(競輪選手になることは)ちょっとやめておきなさい。自転車をしたいなら大学に行きなさい」
–MoreCADENCEより引用-
この言葉を受け、覚悟がまだないと自覚した市田龍生都選手は中央大学に進学します。
大学進学後も自転車競技で、全日本自転車競技選手権大会など多くの大会を総ナメに。
この結果が評価され、大学3年生のときにナショナルチームに所属します。
それと同時に、競輪選手になることを決意し、2024年に自転車学校に入学しました。
限られた時間を最大限まで有効活用し、結果を残した市田龍生都選手に本当の”覚悟”が芽生えた大学時代だったのでしょう。
競輪選手養成所ではゴールデンキャップを受賞
日本競輪選手養成所に入学した市田龍生都選手は、数々の記録を塗り替えるほど塗り替えるほどの成績を残します。
そのため、養成所所長からは「脇本雄太2世」と言われるなど周囲からの期待も非常に高かったのだとか。
競輪学校在学時の成績が1位であった父を超えることを目標にしていた市田龍生都選手は日々練習に励み続けました。
その結果、400mタイムトライアルでは歴代1位の新記録を打ち出すなど傑出した成績を収めます。
その結果、成績優秀者に与えられるゴールデンキャップを獲得し、早期卒業が認められました。
プロ競輪選手としてデビューする前から、ここまでの活躍・実績を残す選手は過去にもそういなかったでしょう。
市田龍生都のこれまでの活躍について
2024年12月に早期卒業者となり、見事競輪選手としての目標を達成することができた市田龍生都選手。
ここからはプロ競輪選手となった市田龍生都選手に焦点を当て、コレまでの活躍を振り返ってみましょう。
ご紹介する内容は、以下の通りです。
- 2025年松戸競輪のデビュー戦で完全優勝
- 初めて負けたレース
- アジア選手権2025にて優勝
市田龍生都選手がなぜここまで注目されているか分かる内容となっているので、是非チェックしておきましょう。
2025年松戸競輪のデビュー戦で完全優勝
市田龍生都選手のデビュー戦は、2025年1月4日の松戸競輪で開催されたオッズパーク杯F2でした。
当日の出走表がこちらです。
市田龍生都選手がプロ初出走となるレース。
養成所での活躍があったと言えど、プロのレースとなると環境も大きく変わります。
プレッシャーに押され、実力が十分に発揮できないことも考えられるでしょう。
そんな不安がある中、市田龍生都選手は関西ラインの先行ポジションにつき残り2周で先頭に立ちます。
早い段階からの接戦が繰り広げられ、ラインが崩れる中でも市田龍生都選手は先頭を死守し、2着に9車身をつける形で逃げ切りました。
この鮮烈なデビューは競輪界に大きな衝撃を与え、市田龍生都選手の将来への期待をより一層高めました。
初めて負けたレース
デビュー戦の勝利から5連勝を続けた市田龍生都選手でしたが、2025年1月25日の大垣競輪でのレースで初の敗北を喫します。
当日の出走表がこちらです。
F2の大会でありますが、最終日且つ最終レースということで直近成績が優れた選手が集っています。
侮れないレースであることに違いないでしょう。
最後尾を走っていた市田龍生都選手含む関西勢ですが、レース後半にかけて一気に先頭に出ます。
それに続いて、他ラインの選手も市田龍生都選手の真後ろに着く形に。
最後のコーナーで後方の5番車に捲くられる形で、フィニッシュとなりました。
このレースで、市田龍生都選手はプロとしてのレース展開の運び方や、単純にスピードだけでは勝てないということを改めて感じたそうです。
結果は敗北となりましたが、市田龍生都選手にとって更なる成長への糧となったと言えるでしょう。
アジア選手権2025にて優勝
市田龍生都選手の華々しい活躍は競輪だけにとどまりません。
競輪選手である傍ら、自転車競技選手としても活動しており実力をめきめきと伸ばしています。
そんな中、市田龍生都選手という存在が世界にも知られるようになったのが、アジア選手権トラック2025での優勝です。
男子1kmタイムトライアルというまさに最速を決める短距離走に参加した市田龍生都選手は予選では2位という結果でした。
しかし、決勝では優勝候補であった中国人選手の記録を抜き、1分00秒057というタイムで優勝!
1秒未満のタイム差が結果を大きく変えるこの種目で勝利できたのは、アスリートとしての能力だけでなく、気持ちの面でも優れていたからと言えます。
今大会での優勝を機に、市田龍生都選手は世界大会への出場権を獲得しました。
2025年3月に開催された玉野レースを欠場した理由
レースに参加するたびに話題となる市田龍生都選手ですが、2025年3月の玉野競輪でのレースを欠場しています。
2月のレースでも欠場がありましたが、その際は練習中の落車によるものでした。
今回の欠場に対し、ファンから「大怪我でもしたのでは?」などの不安の声が寄せられました。
欠場理由について調べてみたところ、インフルエンザ感染による欠場であることが判明。
デビュー戦からの連戦による疲労の蓄積もあって、身体が弱っていたのでしょう。
選手生命を左右するほどの怪我などではなかったことが、幸いでした。
次戦では無事復帰し完全勝利を収めているので、引き続き活躍が期待できるでしょう!
市田龍生都に対する著名人からの評価・コメント
市田龍生都選手がここまでの活躍を広げているので、周囲の競輪選手・著名人から認知はされているはずでしょう。
そこで、ここからは市田龍生都選手に対する著名人からの評価・コメントをご紹介していきます。
市田龍生都選手の魅力が再発見できるはずなので、目を通しておきましょう。
太田海也からの評価・コメント
「龍生都は、本当にすごい選手。彼のスピードとパワーは、他の選手とは一線を画しています。近い将来、競輪界を代表する選手になることは間違いないでしょう。」
若手選手のみが出場できるヤンググランプリで、優勝したこともある太田海也選手からのコメントです。
市田龍生都選手と同じく競輪選手と自転車競技選手という二足の草鞋を履いた人物であることから、市田龍生都選手の実力を理解しているのでしょう。
同じ競輪界で切磋琢磨していく存在になるでしょう。
中野慎詞からの評価・コメント
「市田選手のポテンシャルは計り知れません。デビュー戦で見せたあの走りは、まさに衝撃的でした。これからの活躍が本当に楽しみです。」
中野慎詞選手はパリオリンピックの出場経験がある競輪選手です。
2023UCIトラックネーションズカップでの優勝があることから、市田龍生都選手と似た選手とも言えるでしょう。
そんな中野慎詞選手も市田龍生都選手を絶賛しており、目をつけています。
近い将来、この2名が同じレースで戦う日は来るのでしょうか。
養成所所長「滝澤正光氏」からの評価・コメント
「市田龍生都は、養成所時代から傑出した能力を発揮していました。彼の才能と努力は、必ずや競輪界に新たな歴史を刻むでしょう。」
滝澤正光氏は元競輪選手であり、過去にはKEIRINグランプリで優勝したこともある超有名選手です。
現在は競輪養成所の所長を務めており、新人選手を生み出すサポートを行っています。
そのため、現在も競輪界に多大な貢献をしている人物と言えるでしょう。
そんな滝澤正光氏も、養成所時代から市田龍生都選手に目をつけており将来の活躍を予言しました。
現在その予言が現実になろうとしています。
市田龍生都まとめ
今回は、市田龍生都選手についてご紹介しました。
まとめると、以下の通りです。
- 元競輪選手の市田佳寿浩氏の息子
- 大学在学中にナショナルチームに所属
- 養成所では早期卒業者に認定
- 松戸競輪のデビュー戦で完全優勝
- アジア選手権20251kmTTにて優勝
市田龍生都さんは、競輪界に現れた新たなスター候補生です。
元トップ競輪選手の父親譲りの才能と、自身の努力で培った高い身体能力で、圧倒的なパフォーマンスを見せています。
まだデビューしたばかりですが、その将来は非常に明るく競輪界を代表する選手になると言えるでしょう。
今後の市田龍生都さんの活躍から目が離せません!
コメントを投稿する