八百長の定義や歴史・八百長を疑われている選手などご紹介!
競輪予想サイト解体新書の検証担当「近藤 宗康」です。
今回は、競輪における八百長について解説します。
競輪は人力の競技。
そのため、選手同士で結託すれば八百長を行うのは容易なことです。
加えて、着順によっては賞金が変わる競技のため八百長の疑惑が後を絶ちません。
そこで、今回は競輪における八百長について徹底解説!
八百長とはなんなのか・八百長が疑われる3つの理由・撲滅のために競輪界が取り組んでいることなどを説明していきます。
「競輪で八百長が行われているのでは?」と疑っている人や「八百長の有無を確かめたい」という人はぜひ最後まで御覧ください。
目次
競輪における八百長の定義とは
そもそも八百長とはなんなのでしょうか。
八百長とは、真剣勝負という体で事前に決めた勝敗で決着させることです。
競輪での例を挙げると「先輩選手を1位にする」や「獲得した賞金を山分けする」といった行為があります。
公平なレースではなくなるため、他にも選手同士で事前にレース展開を決めるといった行為は全て八百長です。
時間と労力をかけて予想して車券を勝ったとしても意味がなく、お金を泥に捨てるのと同義になってしまいます。
そんな八百長は選手間で行われる事が多いため、傍から見て真偽をはっきりさせることがかなり困難と言えるでしょう。
競輪で八百長が疑われる理由は3つ!
八百長を行うことは犯罪です。
発覚すれば競技全体の信頼が損なわれてしまいます。
そのため、普通は行われることがありません。
では競輪はなぜ八百長が疑われてしまうのか。
その理由は以下の3つです。
- 過去に八百長が行われていた
- ラインというチームでレースが行われる
- 競輪道という暗黙のルールの存在
それぞれ詳しく見ていきましょう。
過去に八百長が行われていた
競輪は開催より約70年が経過した競技です。
昔は八百長を始めとした様々な不正を制御するための規定が、現在ほど細かくは存在していませんでした。
そのため競輪では実際に過去八百長が行われていた疑惑が生じたことがありました。
そのような過去がある以上「八百長では?」と疑われる十字架を競輪界は今後も背負っていかなくてはなりません。
これは疑われるべくして疑われている、仕方のない理由といえるでしょう。
ラインというチームでレースが行われる
個人の着順を競う競技でありながら、競輪はチームを組みます。
これはラインと言われ、同じレースに出走する選手間で助け合う戦法です。
もちろん、ラインで戦うことはレースを有利に進めることが目的であり、競輪ファンにとっても予想の醍醐味の1つでもあります。
しかし、競輪はラインがあることで八百長に見えやすいことも事実。
実際、ラインを組んだ選手の中では話し合いをすることができます。
これは八百長の定義である「真剣勝負という体で事前に決めた勝敗で決着させること」とほとんど変わりありません。
ラインは一般的に「先行・番手・3番手」と分かれ、番手が勝ちやすいというセオリーがあります。
そのため、勝たせたい選手を番手に回すなんてことも容易に可能ではあるのです。
このように、人が戦うスポーツにおいては厳禁のわざと勝たせる・負ける行為ができてしまいます。
八百長を疑われてしまうのは仕方ないことなのでしょう。
競輪道という暗黙のルールの存在
競輪は暗黙のルールが存在します。
その名は「競輪道」です。
競輪道とは、競輪の規則やルールにはない選手やファンの中にある暗黙のルールのこと。
例えば、以下のようなものが挙げられます。
- ラインそれぞれの役割を全うする
- 地元選手への過度な競りは行わない
上記の2つは競輪の八百長に似ているラインに関係するもの。
そんなラインの役割を全うするということは、勝たせたい選手がいると考えることも可能です。
また、地元選手への過度な競りを行わないのはそもそも公平ではありません。
地元選手が活躍しやすいようにしているルールと捉えられても仕方ないでしょう。
他にもありますが、競輪道というマナーからは選手皆が本気で1着を目指して戦っていないようにも考えられます。
このように、競輪道という暗黙のルール自体が、八百長を疑われる理由になっているのは確実でしょう。
競輪祭女子王座決定戦の決勝で八百長?!佐藤水菜選手は完全否定
八百長の疑いが常に付きまとう競輪ですが、八百長まがいな「1着を譲る」というのは行為は度々行われている可能性があります。
疑惑が生じたのは2023年11月23日、小倉競輪で行われた競輪祭女子王座決定戦の決勝。
まずは当時のレースをご覧ください。
最周回のバック直線より抜け出した、1番車の佐藤水菜選手。
そのまま1着でゴールかと思いきや、最後は2番車の梅川風子選手が捲くってレースは終了しました。
一見、何の疑いも無いレースに思えますが、疑惑の根源となったのはレース後の佐藤水菜選手の行動です。
1着となった梅川風子選手の方を叩き、勝利を讃えているのです。
ガールズケイリンはラインを組まない完全な個人戦。
自身以外の1着を称えるのはお金が絡む競技の特性上良くないことであるのは言うまでもありません。
そのため、この佐藤水菜の行動に「1着を譲ったのでは?」という疑惑が、元ガールズケイリン選手である一部東口純さんのツイートを皮切りに広がっていきました。
勝たせるのはいいけど、良くないけど、もう少し自然に…🫢
— 東口純 (@jun1993_1221) November 23, 2023
この疑惑に対して、当該選手である佐藤水菜選手は以下のように発言しています。
応援ありがとうございました。
— 佐藤水菜(Mina Sato) (@satomina15306) November 24, 2023
色々な方面から問題発言が沢山私に届いて来たので私の気持ちを書きました。
私は本物のアスリートを目指してます。わざと負けるような行為は頭の片隅にも無かったです。そう考えている方がいると聞きすごく悲しかったです。
私の言動で誤解を招いてしまいすみません。 pic.twitter.com/9uDHWLMAu6
佐藤水菜選手は誤解を招く行動であったと謝罪するのと同時に自身の八百長を完全否定しました。
こと注目度が高いレースで、このような八百長疑惑が生まれてしまうのは非常に残念なことです。
今後はこのような疑惑が生じず、完全潔白なレースが行われていくことに期待しましょう。
競輪で起きた八百長事件の歴史を実例とともに解説!
約70年にも及ぶ競輪の歴史の中で、実際に多くの八百長疑惑が誕生していました。
今回は、そんな八百長事件の中から代表的な3つの事件をご紹介します。
- 背番号入れ替え事件
- 競輪ファンにお金を渡す事件
- スマホ持ち込み事件
競輪における八百長への理解を深めるためにも、目を通しておきましょう。
背番号入れ替え(1950年9月)
競輪選手が出走する前に必ず付与される番号。
これは1〜9番で、選手を見分けるために付けられていて、レースの結果もその番号で発表されます。
つまり、番号は選手を表すものであり、競輪ファンが知っている番号と選手が着ている番号が異なればレースの結果はかなり変わってくるのです。
このような背番号のすり替えを疑われたのが、1950年の9月伊東温泉競輪場でのレース。
そのレースで勝負をしていた坂口安吾さん(有名な小説家)が「1着と2着の番号を入れ替えた」とし異論を唱えたのです。
その場での抗議だけでなく、静岡県自転車振興会にも告発。
各競輪新聞を通して競輪ファンに伝わり話題となりました。
しかし、この騒動は証拠不十分で認められず八百長はなかったとなっています。
競輪ファンにお金を渡す(1959年6月)
競輪は着順をスローカメラなどで確認し発表します。
それは、現代だけでなく競輪が始まった当初から変わっていません。
しかし、1959年6月松戸競輪で行われたレースで着順の判定に競輪ファンが納得いかず暴動にまで発展した事件がありました。
結果、レース結果に間違いはなく八百長はないと発表。
しかし、それでも暴動が止まらないので一部の競輪ファンに対して取られたのが「お金を返還する」という対策でした。
やましいことがないのであれば厳正な対応をすれば良いのにと、逆に八百長を疑われてしまう失態。
お金を渡すという行為は八百長を疑われても仕方ないかもしれませんね。
大久保花梨選手のスマホ持ち込み(2018年3月)
近年では、ガールズケイリンの大久保花梨選手が起こした騒動が八百長と絡めてファンの間で語られています。
これは、2018年3月11日の久留米競輪で本命視されていた大久保花梨選手が失速し3着になったこと。
それだけでは「調子が悪かった」と片付けられるかもしれません。
ですが、この後大久保選手の車内から持ち込みを禁止されているスマートフォンが見つかったことで八百長を疑われることになってしまいました。
実際にはスマートフォンは解約済みのもので、音楽プレイヤー代わりだったようですが重大な内規違反で契約解除、翌日からの出走は禁止に。
後日、下された処分は2ヶ月間の斡旋停止でした。
その他事案と比較し、それほど重い処分ではないため八百長を含め悪質な行為ではなかったと判断されたと言って良いでしょう。
八百長をなくすための競輪界全体の取り組み
競輪界としても八百長が常に疑われていては経営が安定しません。
そのため、競輪界は八百長をなくすために様々な取り組みを行っています。
代表的なものは以下の4つです。
- レース期間中の外部との接触禁止
- 面会・外出制限
- 通信機器の利用制限
- 代謝制度の存在
普段から車券をよく買う人にとっては安心できる取り組みが多いはずなので、1度目を通しておきましょう。
レース期間中の外部との接触禁止
競輪選手は、レース開催期間宿舎と呼ばれる寮のような場所で生活します。
宿舎生活では基本的に外部との接触が禁止です。
これは内部情報が漏れてしまうことで、八百長を疑われるリスクを押さえるためと言われています。
ただ、レースに直接関係するような内部情報など存在するのかについては不透明です。
しかし、厳しい情報管理が八百長の可能性を下げることは確実なので、良い取り組み言えるでしょう。
面会・外出制限
公益財団法人JKAには「競輪の選手管理の要領」という規定が存在。
内容も一般公開されており、中には宿舎での生活では面会や外出が制限する記載があります。
宿舎における面会及び外出の制限 宿舎における面会及び外出その他外部との連絡は、正当な理由があって、宿舎における選手 管理を行う係員が特別に許諾した場合を除いて認めない。
~公営財団法人JKAより引用~
“特別に許諾した場合を覗いて認めない“というのは、やり過ぎに思われる方もいるでしょう。
しかし、これはそれだけ競輪界が八百長などの不正を警戒しているということの裏返しです。
競輪ファンが公平性のある競技を楽しめるような工夫でもあるため、八百長の可能性が低くなることにも繋がっているでしょう。
通信機器の利用制限
スマートフォンやパソコンなどの普及率が高く、ネット社会となった今、通信機器は生活必需品です。
しかし、競輪選手は宿舎に入る際、この通信機器の利用が制限されます。
出走前後でSNSを更新している選手もいるため、どのような制限なのかは明らかにされていません。
しかし、過去にはガールズケイリン選手がスマートフォンを持ち込んで1年の斡旋停止処分を受けた事例も存在します。
厳格な処分を下すことは選手の不正を行わない意識を上げることため、良い取り組みと言えるでしょう。
代謝制度の存在
競輪選手には代謝制度という制度があります。
代謝とは、一定の期間内に成績がボーダーラインを下回った選手に対する戦力外通告。
簡単に言えば”クビ”ということです。
犯罪である八百長などが見つかった場合でも同様で、逮捕と同時に選手をクビになるでしょう。
代謝制度のような厳格な制度は「選手のレベルを保つため」というのが表向きなルールです。
しかし、それだけではなく「容赦なくクビにすることもある」という、選手への抑止力のような効果を生み出しているのかも知れません。
八百長を避けて競輪を楽しむコツとは?安全な楽しみ方をご紹介!
競輪の八百長について理解は深めていただけたでしょう。
では、競輪は「八百長があるかもしれない」という考えなしには楽しめないのでしょうか。
競輪予想サイト解体新書の結論は・・・
”競輪は八百長を避けて楽しむこともできる”です。
八百長を避けた安全な競輪の楽しむために、競輪予想サイト解体新書が導き出した結論は以下の3つです。
- 競輪を「競技」として楽しむ
- 選手のキャリア・成長を追う
- 会場に足を運び現地の雰囲気・興奮を楽しむ
新しい競輪の楽しみ方が見つかることもあるので、是非参考にしてください。
競輪を「競技」として楽しむ
競輪は公営ギャンブルということで「競輪=車券を買って楽しむもの」という固定概念があります。
しかし、競輪の最大の魅力は白熱したレースです。
鍛え上げられた脚でペダルを踏む姿や、選手間での頭脳戦など「競技としての魅力」がたくさんあります。
加えて、競輪は365日全国で開催で、こんなにも直に触れやすいプロ競技は他にありません。
車券を買って勝負するのも魅力的ですが、時には車券を購入しない状態で競輪を競技として楽しむことをおすすめします。
選手のキャリア・成長を追う
競輪選手は2,000人以上います。
中でも、近年ガールズケイリンの人気が上がってくるなど、選手個人にファンが付くことも多いです。
もちろん、選手はそれぞれ、バックボーンやプレースタイルが異なります。
そのため、中にはお気に入りとなる選手が必ずいるはずです。
そんな自分の好きな選手のキャリア・成長を追うのも競輪の1つの楽しみ方と言えるでしょう。
会場に足を運び現地の雰囲気・興奮を楽しむ
近年競輪はスマホ1つあれば楽しめる競技となっています。
しかし、画面越しでは伝わらない魅力があるのも事実です。
そこでおすすめしたいのが会場に実際に足を運び現地の雰囲気・興奮を楽しむということ。
競輪場は日本全国43箇所に点在しているので、現地に行くハードルもそれほど高くはありません。
生で見るレースは、バンクを走る自転車の音・観客の声援などで迫力が凄まじいです。
車券を買わずとも白熱したレース見るだけで楽しめる人は多いでしょう。
競輪の八百長まとめ
今回は競輪の八百長についてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
まとめると以下の通りです。
- 八百長とは真剣勝負という体で事前に決めた勝敗で決着させること
- 過去八百長は行われていた疑惑が生じたことがある
- ラインは八百長の定義とよく似ている
- 競輪道という暗黙のルールが八百長を彷彿させている
- レース期間中外部との接触ができない
- レース期間中通信機器の持ち込が禁止されている
- 面会や宿舎からの外出は厳しく制限されている
- 代謝制度があるため八百長している余裕はない
- 八百長が疑われた事件はあるがこれまで逮捕者はいない
- 八百長を避けた競輪の楽しみ方は多くある
八百長は許される行為ではありません。
様々な疑惑が湧き上がっていますが、実際に八百長と認められた実例は未だゼロです。
競輪選手はかなり厳しいルールの上レースに臨んでいるため、八百長をするのはかなり難しいと言えます。
今後も八百長を行う人が現れずに公平な競技が行われていくことに期待しましょう。
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